人に判断力がある以上は
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ロボットのようなキャラクターが、主人公に幸運を授けてくれる。今までの人生でツイてなかった分を、まとめて。
幸運とは、確率操作。……、ということで、SF的なファンタジーを成立させるための、理屈の積み上げを、話の前半でまずやる。
そして後半。
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「いやいやいやいや!」(笑)
前半を受けて作った、SFの、短編の、物語の力があるから、意外といちいち疑問を感じずに読むわけなんだけど、考えてみると、こういうことはない。 (そこのスレスレを描き出してくれているから、この話の後半はファンタジーなら盛り上がりとしてとても魅力的)
個々の人間が、お互いの手の内を読めない状態で入札しているわけじゃなし、左右両隣との距離感を保ったり、進行方向の椅子が取られそうだったら寸前で向きを変えたりという判断をおこなう。 「朝、最初の一歩を踏み出す足の角度が数ミリズレただけで、まったく違った運命になるかもしれない」という仮想はありえるのだけど、もしそれが本当なら、人間は階段を踏み外す。
狙った場所に足を置かなければならないときには、歩幅のずれは調整される。
電車に遅れそうなら急ぐし、余裕があればのんびりする。
そうして、意外と同じような結果に、なんだかんだ落ち着くのだ。
それは、まったくランダムな分子運動が、ベルカーブ的にある期待値付近に集まるといったレベルを超えて、強くある範囲に集まってくるはずだ。 ちな、kindleで読む場合には、『藤子・F・不二雄SF短編<PERFECT版>(1)ミノタウロスの皿』で買うと、『ミノタウロスの皿』も一緒に収録されていてお得かもね。