ワードのお節介と、リッチテキストと、マークダウン記法と。
ワードのお節介と、リッチテキストと、マークダウン記法と。
私は、ワードが結構好きなのだ。それも、「ジャンプできる目次の自動生成」とかそういうグレートなところじゃなくて、あの「箇条書きの入力補助」が、すごく気の利いてる感じで好きなのだ。文章に構造や構成があるのなら、それは視覚的にも表現されていて欲しい。
だけど、これを肯定すると、「行頭でスペースを入力すると、その段落の開始位置が自動でインデントされる」機能のことも肯定しないといけなくなって、それなりにモヤる。
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文章の構造が視覚的に表現された状態、ってのは、本屋さんで買ってきた本に、章題や節番号、部トビラが設定されるのと同じ理由だから、それ自体否定されることではない。
で、そこで「それだったら、最初にしっかりフォーマットを決めて、あとはそらにきっちり揃うというスタンスにしてくれたほうが、全体の統一感が出る」という反対論者も出てくるのだけど、それはめんどくさいんだよ。
書きたいことがあって書き始めるのに、先に設定から始めるのって、人間工学にもとっている。
・ファイル名を先に決めるのが嫌だって人が、そこの気持ちには寄り添ってくれない場合がある
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人間工学、といえば、私は段落の区切りを空行を入れることで表現したい場合が多い。(本文と箇条書き段落の境目を除く)
この場合の空行というのは、文字通り、エンターキーの連打のことです。
だから、htmlを書く場合であってすら、「段落を表現したいなら、pタグで括りなさい」と言われたらキレる。
俺は改行を打ちたいの!
・アウトライナーも、そこの挙動はこっちに、あわせてほしいものだ。
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ワードが嫌わられる一方で、持ち上げられるのがテキストファイルである。そして、なぜか忘れ去られるリッチテキスト。
MSという巨大資本に対するアンチだというのなら、リッチテキストだって「.rtf」という独立の形式で保存できる協定なのに。
で、実際に文章を書いていると、フォントサイズやフォントカラーまではいかなくとも、太字や下線などのBIU属性や打ち消し線なんかくらいは入れたくなる場面は多い。
というか、ネットで見かけた、
「ふざけんな。 丁重にお断りしました」
みたいな冗句表現を、コピーしてプレーンテキストにペーストして保存すると、後で大変読みにくいことになる。
・あとはルビとかもかな。
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で、リッチテキストまで嫌われるから、マークダウン表記なんてものが出てくる。
まあ、テキストファイルやテキストエディタは軽いから好きなんですけどね。特に起動。
しかしですね。
そうすると一定の文字は使えなくなるわけですよ。半角の*とか行頭の#とかが特別な意味を持ってしか使えなくなってしまう。
srapboxの半角・シングル・ブラケットや、HTMLの<>/もそうだ。
日本語フォントを潤沢に使っている、我々日本人はいいけど、英語人たちはあれで困らないのだろうか。
そんなにタンジブルな視覚表現が好きなのかよ! ボトムアップ人間かよ!
・ってまあ、そんなこと私が言えたもんじゃないな。
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タンジブルってのは、ヒューリスティックであり、人間工学にサポートするべき箇所だと思うわけで、
「つい書式設定を固める前に書き始めちゃう人達」には、「ページの先頭から今書いているところまでを明朝からゴシックに変えたら、『このファイルの基本フォントも切り替えますか?』とかのダイアローグが出てくる」くらいしても、いいくらいのものだ。
章題の書式なんかも、先にフォントサイズを決めるんじゃなく、適当に太くしたり大きくしたりした行を、見出し候補として事後に拾ってくれるようなエンジンがほしい。
‪iki0157|夢想「逆アウトライナー」―箇条書き、入れ子、ツリー構造の機械認識― #ブログで書いた
HTMLエディタだったら、「2回同じフォントカラー指定が出てきたら、裏でスタイルシートにclass名を書いてくれる」とかさ。
エクセル方眼紙をやっちゃう人も、そういう操作感でレイアウトを作りたくなるから、そういう使い方をしてしまうのだし、『スペースキーで見た目を整えるのはやめなさい』(未読)と怒られる人も、それが直感的に素直な操作体系だから、そうしてしまう。
from 2020/09/11-2020/09/20