『文化がヒトを進化させた』の読書メモ
『文化がヒトを進化させた』の読書メモ
『あーあ』
幼児ですら立ち居振る舞いの立派な人を選んで学ぶ(方法も嗜好も)
見た目に気を使わないギークは、これからも尊敬されることはないだろう
性自認すらないくらいの幼児ですら、同性の大人から技術セットを学ぶ
⇒こりゃ、まだ当分なくならんわ(性的分業)
キャッサバ、成人の儀式
過剰模倣(何が成功の要因かは分からないわけだから)
どこを耕すか、どの方角に狩りにいくかを占いで決める
洪水は、同じところに連続で来ることもあるし、けものは前に狩られたところには近寄らない
→人間側のアクションは、「ランダムな方がむしろ望ましい」(学習しないほうがいい)
子供は、大きすぎる大人ではなく、少し年上のお兄さんお姉さんの方を、まずは学びの対象にする
師事する対象が自分と同種族だと、勉強に身が入る
すべての行動に「合理的な理由がありそう」と思うのは現代人だけ
⇒「成功者」という言葉について思う。
空間記憶の高まったタクシー運転手は、幾何学図形の記憶が若干低下する。p398
《読み書き能力が高まるとどうやら顔認識が苦手になるらしい》p388
《私はその話を聞いて少しほっとした。これで、人の顔をすぐに忘れてしまう言い訳ができたぞ、と思ったからだ。》
⇒(笑)正直者め。
⇒私もだよ(笑)
心の理論(メンタライジング)
文化的学習
「自立的学習者を育てるのがいい教育」「自分の頭で自分の頭で考えよう」というのは、傾向に対してのバランサーとしては意味があるかもしれないけど、比率を逆転させようとするのは無理なんじゃないか。
ゆえに、主張している人は、単に「自分がこうしてほしかった」というルサンチマンを発散しているに過ぎないのではないか。
この本は、反・「自分の頭で考えろ」の中核的な理論書になるかもしれない。
『知ってるつもり』なんかもそうではあるけど。むこうは、コミュニティーとコンビネーションで、こちらは文化と伝承だ。
また、人類の発展の理由をその文化伝承においている。『サピエンス全史(上・下)』なんかは、虚構の共有に置いていた。おそらくそれぞれの作者は似たものを見ているけど、少しずつ語ることは違っている。
タグ 脳、学習、進化、顔が覚えられない
from 2019/08/13-2019/08/14