『幸福の意外な正体』の読書メモと抜き書き
『幸福の意外な正体』 ダニエル・ネトル の読書メモと抜き書き
⇒直接に役に立つアドバイスはそれほど多くはないし、既知のことかもしれない。
瞑想、と
書き出し
(1)人は今より将来の自分のほうが幸せなはずと信じているが、実際にそうなる人はほとんどいない
(2)社会が裕福になったからといって、人々がより幸せになるわけではない
(3)将来の出来事がいかに自分の幸福を左右するかについて、人はつねに間違った認識を持っている (P48/269)
自分を不幸に見せたい人はいない
ほとんどの住民は騒音を不快に思っていましたが、いずれは慣れるだろうと考えていました。(P142)
豊胸手術などの美容整形は、少しきれいになってもまだ不満が残り、それこそ女性の願望どんどんエスカレートさせる「まわし車」になるのではないか、と想像する向きもあるかもしれません。(P143)
⇒幸福の難しさは、欲望と慣れの存在だということだけど、慣れるものと慣れにくいものがあるのなら、そこは考慮するべき。
地位財をたくさん蓄えれば(見栄を張って他人と同じようにすれば)、いつかは幸せになれるはずだと考えますが、客観的にいってそれはあり得ません。一方で、健康、自主性、社会への帰属意識、良質な環境などは、真の幸福をもたらすものです。(P146/269)
被験者は受けた注射について、どれぐらいの快感が得ることができたか、そしてそれが麻薬入りだと思うかどうかを判断して報告します。
中濃度のモルヒネの場合、被験者は注射を快く感じ、それを得るためにレバー押しの作業を続けます。食塩水の場合は「意味なし」と判断し、レバーを押すのをやめてしまいます。非常に低濃度のモルヒネの場合、注射を「意味なし」という評価を下しますが、レバー押しの作業は、高濃度のときとまったく同様に続けるのです。
言い換えれば、低濃度だと欲望のシステムを作動させることはできても、快感のシステムは作動させられないということです。(P195/269)
⇒快感と渇望では、渇望の方が多くて強いことになる。
側坐核と扁桃体
セロトニン
たとえば、おいしそうな果実を見つけたサルは、ジレンマを抱えます。それにむしゃぶりつくことと、敵を警戒すること、どちらにどの程度の注意を傾けるべきなのか。P197
さらに重要なことに、ネガティブ感情とポジティブ感情の適正なバランスは、そのサル自身の属性にも関わってきます。
よそから移ってきた下っぱの新参者は、ごちそうをぬけがけして仲間に袋叩きにあうのを恐れて、何よりもまず慎重になるはず。ところが、これがアルファ雌(中略)悠然と食事ができることでしょう。(P198)
MDMA
昇進など気にせずボート作りに打ち込む、あるいはボランティア活動をしたほうが、よっぽど幸せになれることは、多くの例が示しています。(P226)
人間は夢の実現がもたらす幸せを過大評価し、欲していない状況を乗り切る能力については過小評価することを思い出してください。(P227)
⇒乗り切る能力と、乗り切ってこれたという事実を大事にする。
「自分は幸せかと自問してみるがいい。とたんに幸せではなくなってしまう」
人間は古来、ネガティブ感情の影響を最小限にとどめるために、自己より大きな存在とつながろうとしてきました。
多くの人は自然、それも雄大な自然の景色を見て元気づけられます。(P230)
宗教、物語
タグ ポジティブ心理学