不具合の修正時には必ず先に不具合を再現する自動テストを書いてから修正する
やはりテストを書いて立ち向かってゆくのです。私はテスト駆動開発を数年間実践してきた中で、心がけているひとつの「掟」があります。それは「不具合の修正時には必ず先に不具合を再現する自動テストを書いてから修正する」というものです。これはもちろん私の発案ではなく、 XP(eXtreme Programming) や TDD の先達から学び、それを実践するうちに私にも身についてきたものです。例えば『テスト駆動開発入門』では、次のように記されています。
欠陥が報告されたときに最初にすべきことは何か。→ 失敗する最小のテストを作成し、実行した後に修正する。
回帰テストは、完全な先見があれば、最初のコーディング時に作成していたテストである。回帰テストを作成するたびに、どうすれば、最初にそのテストを作成できたかを考えよう。
ーー 『テスト駆動開発入門』 p.136 回帰テスト