プロダクトバックログ
プロダクトバックログは、創発的かつ順番に並べられた、プロダクトの改善に必要なものの⼀覧である。これは、スクラムチームが⾏う作業の唯⼀の情報源である。
(スクラムガイド 2020年11月)
The Product Backlog is an emergent, ordered list of what is needed to improve the product. It is the single source of work undertaken by the Scrum Team.
2010年版のスクラムガイドまでは、"ordered"ではなく"prioritized"という表現が使われていた。この変更にはJames Coplienの意見が反映されている。
参考:Ordered Not Prioritized | Scrum.org
『エッセンシャルスクラム』では、この議論について以下のように触れられている。
余談ついでにもうひとつ。2011年には、プロダクトバックログアイテムの順序を表すために「スクラムガイド」で用いる単語として、「prioritized」と「ordered」のどちらが適切であるかも議論されていた。議論の内容は、「prioritized(優先順位の付いた)」は「ordered(順番になった)」の一形態にすぎないというものだった(「prioritized」が最もよい形態ではないという人もいた)。しかし、プロダクトバックログを順番に並べるいちばんよい方法が何であるかは、さまざまな要因によって影響を受けるし、この考え方の広がりと深さをすべてとらえるには、ひとつの単語では足りないだろう。「ordered」対「prioritized」の議論には、理論上の価値はあったかもしれないが、私をはじめほとんどの人は、特にこだわりなく両方の単語を使う。
(『エッセンシャルスクラム』p.20)
プロダクトバックログアイテムの分割方法に関する資料
『アジャイルな見積りと計画づくり』
プロダクトバックログアイテムの分割方法 | Ryuzee.com by 吉羽龍太郎
アジャイル開発におけるユーザーストーリー分割実践 〜画面リニューアルの裏側〜 - BASEプロダクトチームブログ