青春小諸義塾
序章の文章がいい。
以下引用
序章「人の情熱は、一つの夢を実現させる力を持っている。特に青年の熱い思いは、人を動かし、理想を形あるものにかえる。何かが生まれるのだ。そのとき、いちばん大切なことは、人と人との出会いである。その心と心が響きあうことである。」
「ときには振り返ってみるのも良いことだ。ちょっとぶきっちょな生き方をした人たちだったが、彼らの人生には、私たちが捨ててきてしまった何かがある。それを知ることは、私たちが変わることにつながるだろう。失敗の物語かもしれないが、それでもいい。その人たちの生き方には、私たちを豊かにしてくれるだけのものがあるに違いない
では始めよう小さな学校の物語をそこに集まった教師たちの人生ドラマを。高原の街・信州小諸。かつてそこに、ひとつの小さな学校があった。その学校は、小諸義塾といった。
身分などに関わりなく、すべての人が平等に教育を受けられることをめざし、寄付などで作られた学校が、「義塾」と呼ばれた。だから「義塾」ということばには、小諸の人々の夢や希望が込められているのである。小諸義塾は、「義塾」という名にふさわしい、高い理念によってつくられた学校であった」
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