江戸時代の千曲川 洪水犠牲者の供養で灯ろう流し 小諸
08月02日 08時29分
江戸時代に千曲川で起きた洪水犠牲者の霊を慰める灯ろう流しが小諸市で行われました。
この灯ろう流しは、江戸時代の寛保2年に千曲川流域で起きた「戌の満水」と呼ばれる洪水で犠牲になった人たちの霊を慰めようと小諸商工会議所青年部が企画しました。
1日は夕方に青年部のメンバーらが市内を流れる千曲川沿いに集まり、灯ろう500基を供養を願いながら川に流しました。
灯ろうはすべて環境に配慮した水に溶ける紙でできたもので、青年部のメンバーや橋の上に集まった家族連れは、柔らかな灯ろうの光を眺めていました。
灯ろうを眺めていた男性は「とてもきれいな光だと思います。改めて今の自分があるのは祖先のおかげだと思いました」と話していました。
この催しは今月16日も行われる予定です。