地域の記憶の記録
FBの投稿
【地域の記憶の記録】
小諸市児童遊園地の記憶の記録の必要性
小諸市では、現在「小諸市SL塗装プロジェクト」として、懐古園の駐車場脇に展示されているC56の塗装修繕をふるさと納税で資金を集めています。
そのことについて私も賛同します。このプロジェクトを紹介する、ふるさと納税のサイト
をみて思うところがあるので記したいと思います。
↑の記事の中段より下
「蒸気機関車C56144について」のところに
「昭和48年(1973年)2月 東日本旅客鉄道株式会社長野支社から小諸市に無償貸与され、小諸城址懐古園駐車場脇に静態展示される。」とあります。
この一文の中に正確でないところが2点あります。
1 昭和48年に貸与したのは当時の国鉄
2 静態展示されている現在地は当時移転前の児童遊園地豆電車の線路わき
いずれも現在の時間軸でみているということです。
このプロジェクトの関係者も若い人で、国鉄も、以前の児童遊園地も知らないというところからこういう記述になるのやむをえないところもあるとは思います。
が、地域の歴史を踏まえていると今駐車場脇に取り残されたようにあるC56も違った風景として見えてくるのでは、と思うのです。
懐古園内の小諸市動物園については長野県最古の動物園ということで、広報こもろでも「動物園物語」が連載されたりと歴史が掘り起こされています。
Wikipediaの「小諸城」「小諸市」の記事のなかでも詳しい説明はされていません。
この地域の人たちは、小さい頃親に連れられて遊園地に行った、幼稚園、保育園、小学校の遠足で懐古園に行き、遊園地で遊んだ、子どもや孫を連れて行った、という記憶を持っていると思います。そのような記憶をつないで行くためにも記録することが必要だと思います。
地域の石碑、路傍の神仏、道標等、風化して読めなくなっているものが多くなってきています。これらも設置した当時の人たちの思いをつないでいくことが、地域の精神的文化的な豊かさになるのではと思います。
ICTの時代ですので、それらの記録をデジタルアーカイブ化し、誰でもアクセスできるようにする。紙の記録として図書館の郷土コーナーに残す、というような活動を進めたいものです。
(スケッチ文化都市宣言の具体化だと思います。)
こんなこと思うのは、自分が歳をとったということですかね。