📝dust
https://scrapbox.io/files/67c9169fb0ad35928fddcd1c.jpeg
デュシャン 埃の培養
第4章「塵埃と消耗する生」
ネガレスタニcyclonopediaより引用
塵埃粒子の一粒一粒が、物質・運動・コレクティブ性・相互作用・情動・分化・組成・そこ知らぬ暗さについての独自のヴィジョンを備えている
(早く邦訳刊行してほしいところ…)
心理地球物理学とは
https://www.metamute.org/community/your-posts/what-psychogeophysics
ミルナイル
雪として結晶化するときに取り込んだ物質を冬のうちに集積し、その跡を残していく。
書き込み面としての雪
都会の有毒物質を運搬する
タイヤの摩耗による鉛とクロム酸塩からなる低線量の有毒な埃
排気管の炭化水素と硝酸塩
ブレーキを踏むとランプが点るたびにすり減って銅、亜鉛、鉛の薄片を残す
特定の地域や風に限定されず惑星の範囲にも留まらない→宇宙塵:外惑星の想起
滞留物質と記録装置としてのサンゴ
身体に残留するあらゆる粒子
サンゴは原子力時代の残余物の指標となる
サンゴが1950年代後半と1960年代初頭の大気圏核兵器実験を記録していることを、科学者たちはサンゴの年輪を通じて発見した。17世紀後半の小氷期と同じく、産業革命の証拠も記録されている。日々成長するサンゴの年輪には、天文学者が最初に仮定した次第に減速していく地球の自転も記録されているかもしれない。
塵埃と消耗という観点から読む
塵埃は鉱山労働者の肺と、デジタルメディアコンポーネントの生産を下請する中国人の肺へと繋がる
人間の肺胞はその特性から記録装置となり得るか
塵埃という事物ならざる事物
#Media_archaeology