祭司SSR衣装「カルメン」について
モチーフ
https://www.youtube.com/watch?v=ulWFtoU1v-k
カルメンとはプロスペレ・メルメの小説『カルメン』を元にしたもの。
ジョルジュ・ビゼーが作曲したフランス語によるオペラ。
カルメン
煙草工場で働くジプシーの女
(ジプシーとはヨーロッパ内の移動民族。日本では差別用語として「ロマ」と言い換えられている)
男性はガレ船のこぎ手、女性は「占い師」として整形をたてていた=魔女狩りの対象にもなった?
始めこそ好意的に受け入れられたものの、次第に文化などの違いからジプシーも迫害対象となりました。
雑なあらすじ(ネタバレあり)
カルメンは男たちを魅了するロマの女。ある日カルメンは自分に興味のない男ホセ(ジョゼ)を誘惑します。
それに忽ちはまってしまったホセ(ジョゼ)。彼は彼女の為に軍隊をやめますが彼女はエスカミーニョという闘牛士にお熱に。
後日復縁を迫るホセ(ジョゼ)に「(復縁はしないので殺せるものなら)殺せ」と言ったカルメンに激昂したホセ(ジョゼ)は彼女を本当に刺し殺してしまう。
祭司(フィオナ・ジルマン)との共通点および気になったこと
ロマである(キリスト教圏ではない)→ロマは「色々あって罪を償うべく放浪している」という説明がされる場合もあるが祭司の場合信じているものが信じているものなのでここでは「キリスト教圏の人間ではない」位の感じかもしれない。
更に母親が
フィオナ、彼のようになってはダメよ。
ああいった英雄と美女のストーリーで頭が壊れてしまったの。
といっているところからカルメンでいうところのホセ(ジョゼ)の許嫁ミカエラのような立場だったと推測される
(フィオナが「赤毛」だったからかもしれない)
赤毛は獣のような性欲と道徳の頽廃の印と考えられていた。グリム兄弟の寓話(鉄のハンス(英語版、ドイツ語版))では、野蛮な赤毛の男が鉄の森の精霊として描かれている。テオフィルス・プレスビター(英語版)は、バジリスクの灰と混合した銅から金を作るためには、赤毛の若い男の血が必要だと説明している(Wikipediaより) カルメンと異なり、フィオナの言葉は誰も信じてはくれない=周りに人がいない。
自分がこの荘園にやってきたのは神の導きによるものだと主張するが、彼女の言葉を信じる者はいない。
カルメンは「占い」を信じなかったが故に死んだ
アイススケート
https://scrapbox.io/files/61447379027ff8001f871187.jpg
向かって左の人物、カタリナ・ウィット選手(旧東ドイツ代表)「銀盤の女王」の異名を持つ。
(銀盤の女王というミュージカルからとられたものと想われる) 1988年カルガリーオリンピックにてBattle of Carmensが発生。
デビ・トーマス(向かって右の黒衣装)が三回転半を失敗したことにより
カタリナ・ヴィット選手が金メダル、デビ・トーマスが銅メダルとなった。
これがヴィットの舞だ!惹きつけてやまない、表現力、美しく流れるような滑り、舞台を観ているような感動 に包ませてくれる ヴィットの舞だと、泣き続けた。
よ く、ヴィットの滑りを一度観た人は虜になってしまうと言われるが、私も虜になっていた。
ヴィットが発したメッセージは世界中に届き、彼女の滑りは称えられた。
Films カタリナ・ヴィット選手の文面より引用
恐らく一般の方の意見だと思われるが「人々を魅了」するほどの舞を披露するところは男たちを(悪い意味で)魅了し続けてきたオペラ「カルメン」のカルメンと合致する。
内容から発展した私の考え
カタリナ選手の対の衣装(デビ・トーマス)がでる?
ホセの衣装がでる?(カルメン自体がフランス語オペラであるので写真家が有効だがジョゼフの経歴と一致せずどちらかといえばホセ・バーデンのほうが似合う(個人的見解))
参考URLおよび画像
動画:新国立劇場