義務教育個別化SF
SF用設定。おそらくこうなることは無い。なぜなら上澄に特化していて水準を下回った場合に格差が拡大するため。
数十年後
小学校は知識を持っている大人(科目ごとの先生)と生徒の間で文生成AIを使ったパーソナライズが行われる。担任がほぼ責任者扱いになるか、存在しなくなる。
テストは順位を算出するだけの物になる。パーソナライズされたカリキュラムを任意に離散的にした集団で順位を見ることができる。
高校入試はいつでも受けることができ、学期ごとにまとめて進学するので、その間のマージンが唯一「同学年」を感じる時期になる。
百年後
絶対時間での義務教育は無くなる。飛び級が当たり前になる。
今の小学校は「広場」にとって変わられる。
図書館や工房などの集約施設として扱われる。公立の広場は非常に簡易なテスト(小学受験の2/3程度の難易度)を合格後、9年間自由に使うことができる。
年齢による差が形骸化し、グラウンドで遊ぶ時は身体年齢、議論は知識年齢で漠然とグループができる。「同級生」と「友達」の区別が存在しない。
そもそも年齢差にほぼ意味がなくなる。医学の発達で身体的な差異がない。
高校は万年受け入れ。申請で合格すれば高校課程のカリキュラムを進行できる。閲覧は小学校から可能。
場所の制約がないため、いまある小中高の校舎は「広場」になり、教育用のそれぞれの市区のデータベースによるネットワークが実質的な校舎になる。広場でもアクセスは当然可能なため、友達と勉強したい場合は「登校」できる。
授業によっては広場で行う(実験、体育など)ので、「登校」自体が無くなることはない。行けない場合は2週間程度後にも行われているのでその時に行くか、休むことになる。