知ってるつもり 無知の科学
スティーブン・スローマン, フィリップ・ファーンバック
フラクタクル
「説明深度の錯覚」物事の仕組みを実際より深く理解していると錯覚する=直感思考の産物
因果的推論 物語 半事実的思考
直感と熟慮=内省的 ファースト&スロー
志向性と累積文化 ビートルズは、四人の個人的才能ではなく、彼らの相互作用から生まれた。
後知恵バイアスには気をつけろ!
志向性を共有する能力は、知的行為主体に欠かせない要素だ。言語や概念化といった人間の中枢的機能にはすでに協業的性質があり、いずれもこの能力によって成り立っている。・・・人間の活動に不可欠なこの特別な能力を備えた機械は存在しない。 GPSはあなたの目的を本当は理解していないという事実を忘れがちだ。
プログラムの設計者が思い至らなかった状況に対しては、機械は対応方法を知らない。・・・だから、人間の最も重要な任務は、監督である。
クラウドソーシングは集合知 ウキペディア
知能を個人的属性と見るのではなく、個人がどれだけコミュニティに貢献するかと考える。 知能を評価する最も良い方法は、個人が集団の成功にどれだけ貢献するかを評価することだ。 必要なのは、異なる能力を持った人がバランスよくいること。
私たちはたいてい集団で仕事をするので、最も重要なのは集団として仕事を遂行する能力だ。
キッチンを改装するとき、自分の仕事を完璧にすることしか念頭になく、戸棚とカウンターのバランスを見ることすらできない一流の職人ばかり集めるより、チームワークのできる半人前の職人を集めたほうが満足のいく仕上げになる。
アイデアは変化する。だから、一番重要なのは、アイデアではない。チームの質である。
人間は基本的に行動するようにできている。
幼い子供でも、静かに内省するための小休止を挟むべきである。手など脳以外の身体部分を使う活動をした後に、得られた知識を整理するために使うべきものである。
理解の錯誤 見たこと、知っていることと理解したことは混同しやすい。
学習とは単に新たな知識や能力を身に付けることではない。知識は他者に頼る部分もあるという事実を理解しないといけない。 他者との協力する方法を学ぶこと、そして自分に提供できる知識、他者から埋めてもらわなければならない知識は何かを知ることも含まれる。
本物の教育には、自分には知らないことがたくさんあると知ることも含まれている。
なぜ?と自問し、自分が知らないことを探究する姿勢を身に付けること。
他の人々の知識や能力を活用する方法も身につけなければならない。実はそれが成功の鍵。
自分が何を知っているかだけでなく、自分は知らなくて他の人々が知っていることは何かを理解する必要がある。
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「我々は何を知らないかを知るのが、あまり得意ではない」