配信者はチャンネル登録や高評価を実はあまり求めていないのではないか
配信者は、もはや視聴者側がノイローゼになるほどにチャンネル登録や高評価を求めてくるが、
結局これは何のために求めているのだろうか。
ここで一度冷静に考えてみよう。
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収益を増やすため――もちろんその側面もあるだろう。
登録者が数百万人集まれば、空調をガンガンに効かせた部屋で、
ちょっと気が向いたときに数時間配信すりゃあ、広告収入でウハウハ~ってなもんである。
ただ物理的な配信環境を整えて、VTuberであればアバター一式を用意して、
日常的には自分でサムネを作ったり、配信プラットフォーム以外でもSNSを運用したり――
といったところまで手間暇かけた分、リターンを得られているかというと、
相当な上澄みでもない限りはそうでもないように思う*1。
そんな狭き門を狙って「我こそは!」と腰を上げる者が、まったくこれほどまでに後を絶たないものだろうか。
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ではお望み通り、チャンネル登録や高評価さえもらえれば、本当にそれでいいのか。
「3万人目指してまーす☆」なんてキラキラした風を装ってる配信者は、
突然何の脈絡もなく急に登録者が10万人増えたら、素直に喜ぶんだろうか。
(あまり褒められたことではないが)怪しげな業者に依頼すれば――
ソシャゲのように、札束で殴れば数字を増やせるのであれば――
銀座のホストのように、シャンパンタワーを立てられさえすれば、彼らはご満悦になるのだろうか。
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そのような考えを持った層が一定数いること自体、否定はしない。
しかし私は、本質的な動機としてはもっと別のところにあるように思う。
それはズバリ、《コメント》でないだろうか。
チャンネル登録や高評価を求めるのは、視聴者が増えることでコメントが増える効果まで狙えるからだ。
これは副次的な効果と受け取られがちだが、まったく大きな勘違いだと思う。
コメントを送る行為には、実は結構なコストが掛かっている。
チャンネル登録者数などは一度買ってしまえば放置で問題ないが、コメントは常にリアルタイムで反応する必要があるからだ。
つまり、ウソが付けない。それを配信一つですべて享受できるのは、なかなか驚異的と言わざるを得ない。
例えば――チャンネル登録者が100人として、コメント率300%(=1人あたり3回)の状況を想像してみてほしい。
再生回数100回に対して、コメントが300件付いてたらあまりにも驚異的だと思わないか??
個人的な体感としては、チャンネル登録者10万人以上の規模の配信者であっても、
羨む人は決して少なくない気がしている。
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「推しは推せるときに推せ」を実践するなら、
スパチャで札束を積み上げるより、気軽にコメントを残すほうが何倍も有意義で健全だと思う。
身も蓋もない話をすれば、その場でコメントが読まれなかったとしても、
どうせ裏では配信アーカイブからコメント欄を遡っては、食い入るように読んでいるはずなのだから。
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*1: 収益化達成すら非常に高いハードルであることは、もはや誰しもが知るところになっている
2026-02-12 2026-05-12