文化資源プロデュース塾
2020-11-10
大向一輝(東京大学大学院人文社会系研究科)
テーマ:「Linked Open Data―ウェブ上にデータを開き、新しい価値を作ろう」
自己紹介
ネット上で情報はどんな姿をしているか?
ウェブ(World Wide Web)
インターネット+ハイパーリンク
学術コミュニケーションの文脈
オープン性と他者性
コンテンツとコミュニケーション
ソーシャルメディア(SNS・ブログ)
宛先のないコミュニケーションがコンテンツになる
ブログ・SNS
メール・メッセンジャーとの対比
集合知
コミュニケーションを通じてコンテンツを構築する
314言語版
約5500万記事
特徴
ウィキペディアに参加する
文書のウェブとデータのウェブ
文書
コンテンツと表現が一体化
人間向け
データ
コンテンツと表現を切り離す
形式化・標準化
コンピュータ向け
例
つながるデータ
データ+インターネット+ハイパーリンク
つながりの理由
詳細情報
友人関係
賛成・反対…
ウェブとAIの融合
セマンティックウェブ
Linked Open Data(LOD)
知識グラフ
RDF(Resource Description Framework) 主語・述語・目的語の組み合わせで情報を記述する
それぞれの要素にURIをつけて共通性を持たせる
SPARQL
RDFを検索するためのクエリ言語
情報のネットワークの一部を取り出す
例
集合知による「知識」のデータベース
項目
属性(プロパティ)
特徴
多言語対応
QID・PID
例
高度な検索
ウィキデータに参加する
ウィキデータとの連携
崖東夜話より
アッサラームファンデーション
寛永寺
神田明神
ニコライ堂
湯島聖堂
湯島天満宮
まとめ
ネット上の情報の姿
コンテンツとコミュニケーション
「信頼できる情報源」
知識のネットワークに組み込まれるために
参考文献