計算と自然(’25)
萩谷昌己
放送大学大学院開設科目
Unconventional Computingや自然計算とも関わる
モデルからリアルへ
1. 計算とは?
自然計算
リザバーコンピューティング
Resevoir Computing
計算をすると状態が遷移する
モノコトの状態を遷移させる順序をアルゴリズムと呼ぶ
順序が重要
アルゴリズムを実行する主体を計算主体と呼ぶ
計算主体が変わるとアルゴリズムも変わる場合が多い
アルゴリズムを定式化して記述するための理論的なモデルを計算モデル(computational model)という
計算モデルのもとで記述された具体的な計算の体系を計算系(computational system)という
書き換え系(rewriting system)とは、書き換え規則の集まりで構成される計算系
もし"CAP"ならば"HAT"
書き換えによって状態が遷移する
文字列の書き換え系はチューリング機械と同じ計算能力を持っている
決定性
どこを書き換えるべきか、どの規則を適用するかを定める
計算の結果は一意的に定まる
非決定性
どこから書き換えるかを決めない
確率的に決めると確率的書き換え系(stochastic rewiting system)