森川幸人『マッチ箱の脳(AI)』
森川幸人『マッチ箱の脳(AI)』
2000年に書かれた本
2013年に電子書籍化
この時点で最新ではないが、基本的な原理は同じであると主張している
1章 遺伝的アルゴリズム
マッチ箱を使って遺伝的アルゴリズムの仕組みを理解する
大まかな流れ
3択の問題が10問ある
10個のマッチ箱に1〜3本のマッチを入れる、マッチ箱が各問題、マッチの本数が3択の答えに対応する
これを10セット分作る
それぞれの解答と正答を比較して成績をつけ、順位をつける
下位2セットを削除する
上位2セットを複製する
2セットの答えの一部(前からN個分)を交換する
それぞれの答えを1つ変更する
成績をつけて、削除、複製を繰り返す
RPGのモンスターを作る
バトルのモンスターの強さの調整
攻撃力や体力などをパラメータとして持つ
バトルの勝敗、勝ち方などを評価して加点
アストロノーカ
プレイヤーがトラップを仕掛けて、害獣が進化しながらそれを破っていく
GAの進化にかかる時間をゲームに利用する
レベルデザインを自動化
2章 ニューラルネットワーク
マッチ箱でニューラルネットワークを作る
ニューロンをキャラクター化して活性化関数による出力を「興奮する」と表している