情報
情報が好きというのがあると思う
情報番組が好きというのではない
テレビ、ラジオ、ネットなど何でもいいが流れてくるフレッシュなものを欲しいと思う時がある
明らかに質が高い本よりもそっちを優先してしまう
スロットマシーン的な快楽
脳は新しいものを欲しがる
重要なことかも知れないという期待
人類が進化の過程で獲得した性質
SNSなどはこの仕組みをハックしたといえる
情報学
情報とは何か
情報量
内容面である個々の情報が持つ大きさ
クロード・シャノンが定義
1つの情報を伝えるために必要な情報量→1ビット
$ 2^n個の選択肢の中から1つの情報を伝えるための情報量→nビット
$ H(X) = log_21/P(X) = -log_2P(X)
一次情報
自分が体験したもの
二次情報
メディアを通じて知ったもの
たとえば音楽なら作曲、演奏、編曲、楽器、機材、ジャケットのデザインなど、制作物に付随したさまさまな情報がある
こういうものからツリー状に辿り、関係性や文脈を見出そうとする
「これまでの美術作品は理念や観念をものに落とし込んでいたが、そこに情報が入るようになった」―吉岡洋
古典的な美術作品から当時の生活様式や社会構造なども読み取っている
これらも情報であると考えられそう
大量にあるものを俯瞰的に見たいという欲?
情報端末が身近になっただけで、情報そのものが増えたとは言えないかも知れない ―森博嗣『集中力はいらない』
ここまで沢山の人間の存在を知ることができる時代はなかった
好きな人も嫌いな人も
自分と合わない価値観と遭遇する確率も上がっている
顔出し
比較対象が世界中にいて、絶えず自分の地位を確認させられる
若い世代が容姿で悩む原因
アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』
知っていれば知っているほどいいように思えるが、そうでないケースもある
ブライアン・クリスチャン&トム・グリフィス『アルゴリズム思考術』
コンピュータの情報処理能力は1960年代から1兆倍になったが人間の脳は変わっていない