小林茂『テクノロジーの〈解釈学〉』
第1章|人工知能をめぐる議論
学習モデルの著作権侵害
職能の再定義
今までアートディレクションに関わらなかった人がコンセプトや詳細を詰める
単純作業の漫画アシスタントが変わる
価値観の再定義
写真のシャッター、生成AIのボタン
hysysk.icon作家は作ること自体に楽しみを見出している
人間も他者から学習している
人間中心主義批判の矛盾
人間が生物の頂点にあるという認識が前提化されてしまっている
hysysk.icon自然に対して配慮すべきという話ではないと思う
人間を中心に考えないことでどのような世界観の組み替えが可能か
私たちが知性と呼んでいるもの、これまでのカテゴリーが有効かどうか
第2章|Maker Faire
枯れた技術の水平思考、再発明
グローバル・アサンブラージュ
テクノロジーの解釈と表現、繰り返し
第3章|メディアアート
拡張現実や仮想 現実や人工知能を使って新しいメディアアートを制作することではない。むしろ、 芸術を使っていかに AR や VR、そして AI を作りだせるのかにかかわっているのだ。
hysysk.icon自分に引きつけて言うと数学を作りだせるか
第4章|テクノロジーからの哲学
技術決定論
技術が社会のあり方を決定する
上水道が引かれて井戸から水を運ぶ必要がなくなり、人々の社会関係や生活の仕方が変わった
以前はできなかったが現在ではできるようになった外科手術は、選択の対象ではなく絶対的に存在する
社会決定論
社会が技術のあり方を決定する
日本の鉄砲は100年間使われたが、徳川幕府で制限され衰退した
Don Ihde
Technology and prognostic predicaments
テクノロジーには複数安定性があり、その使用、機能、および効果は設計された意図に還元されるとは限らない
Yuk Hui
私たちは、プロメテウスの神話にはじまり、現代のデジタルテクノロジーに帰結する単一のテクノロジーではなく、多様な宇宙技芸について考えるべきなのだ。もしテクノ ロジーの概念がこれほどにも偏狭なままであれば、そのありうる未来への想像力は 非常に限られたものになってしまうだろう。
第5章|ネオ・サイバネティクス
第6章|Bergson の時間論
往々にして、あるメディアアート作品が単にあるテクノロジーをデモするためにつくられた単なる人工物(work)なのか芸術作品(work of art) なのかをめぐって議論されます
せいぜい 300 年程度の歴史しかない西洋近代以降における芸術の文脈を基に議論するのは 1 つのやり方ですが、それだけだと議論はアートワールドに閉じたものになってしまいます
第7章|《Light on the Net》(1996 年)
第8章 | Art for Well-being
第9章 | 「チームラボプラネッツ」と「チームラボボーダレス」