東浩紀『平和と愚かさ』
平和と愚かさはともに「考えないこと」の表現
考えない時に平和を感じるが、なにも考えないと愚かなことをする表裏一体の関係
人が悪をなす際に、深い理由がある訳ではない
たまたま、なんとなく
それこそが愚かさ
被害者はそれに耐えられない
博物館はその愚かさに意味を与えて消してしまう
次の世代の人々を賢くしようとしてしまう
その試みは否定しない、賢くあろうという意志がないところに法も秩序も存在しない
人類は賢くならない
新たな愚かな個体が補充され続ける
それが希望であり限界
必然の歴史ではなく偶然と中動態に開かれた物語が語られ続けられなければならない