レポートにおける引用表記の例
どうすればよいかわからない場合は、以下に示す原則に従うことを推奨します。
レポート内で一貫した規則に従っていれば、どのような引用スタイルを用いるかは基本的に自由です。 ゼミ内で運用されているものなど、普段から用いているフォーマット
公刊されている学術誌のフォーマット(e.g., APA) ゼミ生は、ゼミとしての方針に依拠してください。
A. 引用表記の原則
A-1. 書籍・論文・雑誌記事
A-2. ウェブページ・新聞記事など
原則として脚注で必要な情報を記載し、文献リストには含めない。
[ウェブページ]「ページ名」URL 閲覧日.
[新聞記事]「見出し」『媒体名』発行年月日, 掲載面.
朝刊/夕刊や地方版の区別が必要な場合は併せて明記する。
ただし、同じソースを繰り返し引用する場合は煩雑になるため、以下の方法を用いることを検討してください。
通し番号付きで文献リストに記載
本文中の簡易注では〜だとされている(ウェブページ1)。などと表記 B. 本文内における簡易注
B-1. 原則
[文章に含める場合/和文献]著者_1・著者_2(刊行年)によると〜
[文章に含める場合/英文献]Autor_1 & Author_2(Year)によると〜
[文末にカッコ付きで挿入する場合/和文献]〜ことが指摘されている(著者_1ら, 刊行年)。
B-2. 補足
著者が3名以上の場合は、初出箇所から○○ほか、○○ら、○○ et al.と略してもよい。
編著書の場合は○○編、○○編著、○○ Ed.、○○ & △△ Eds.のように表記する。
ページ数や章を明示する場合、刊行年の後ろにコロン+半角スペース+ページ番号(例:: 123–124)を記載する。 C. 文末の文献リスト
C-1. リスト内の文献の並び
一般的なルールに則っていれば、特に問題にはならない。
英文献と和文献を分ける場合:それぞれアルファベット順と五十音順
英文献と和文献を混在させる場合:和文献は著者名をローマ字表記した場合の順序で、アルファベット順
ウェブページや新聞記事などをリスト化する場合、書籍・論文・ブックチャプターなどとは分けること(A-2参照)。
C-2. 書籍の書誌情報
[英文献]Author_1 & Author_2. (Year). Book Title: Subtitle. Publisher.
[和文献]著者_1, 著者_2(刊行年)『書名:副題』出版社.
C-3. 翻訳書の書誌情報
洋書の書誌情報の末尾にあるPublisherと.の間に、(訳者『訳書名:副題』出版社, 刊行年)を丸括弧ごと挿入
C-4. 雑誌に掲載された論文・記事の書誌情報
[英文献]Author_1, Author_2, & Author_3. (Year). Article title: Subtitle. Journal Title, Volume, (Number), Pages.
[和文献]著者_1, 著者_2, 著者_3(刊行年)「論文名:副題」『掲載媒体』巻, (号). ページ範囲.
巻のみイタリック体にする場合も多いが、日本語フォントが非対応の場合もあるため、どちらでもよい(ただしレポート内では規則を統一すること)。 C-5. 編著書に収録されたチャプター(論文)の書誌情報
[英文献]Author_1 & Author_2. (Year). Chapter title: Subtitle. Editor Ed. Book Title. Publisher. Pages.
標準的なフォーマットでは採用例が少ないが、レポートではPagesの代わりにChapterで掲載範囲を示してもよい。
[和文献]著者_1, 著者_2(刊行年)「章名:副題」編者名 編『掲載媒体』出版社, ページ範囲.
ページ範囲の代わりに、章で掲載範囲を示してもよい。
D. 書誌情報の見本と解説
D-1. 和文献・書籍
https://gyazo.com/e7008b86a4a958bab64ebe218c5bf8d4
D-2. 英文献・ジャーナル掲載論文
https://gyazo.com/f54155c31f1b1ebf31c0c000fa896eba
D-3. 翻訳書
https://gyazo.com/52d14a0d0cfeadeb7d67c114dd412935