ぼくはウェブに「マス」を求めない
ファクトフルネスを読んで、あらためてマスメディアに対するぼくのスタンスを見直したところがある。大勢の人々を対象としたメディアは、どうしてもドラマティックな物語を優先して取り上げてしまいがちだろうから、それを理解した上で、活用したりしなかったりを各位が判断してやっていくのがいいだろうな、と。 めちゃくちゃ雑に言うと、マスメディアは「派手で悲しいやつ」を目立つ形で取り上げる傾向があると言えそう。 テレビ、新しい情報が出てくるから、新しい情報見たくない時は見ない方がいいと思う。放火殺人とかあるとこの人が燃やされた人ですとか言って写真出てくるけど見たくないと思う。 たしかこれ読んだ覚えがあるな〜と思って検索してたどりついたけど、これは 6 年前に読んだやつだったか。自分のはてなスターがついているのを見て、やっぱり当時読んだんだな〜と確認できて便利。既読のサイン。
上述の blog.sushi.money の記事の読んだときにも「そうそう」と思ったはずで。ぼくは、友人たちの「今日こんなことがあった」みたいな、ぜんぜん派手じゃなかったり、別に大勢の人におもしろいと思ってもらう必要のないような、それでいて「こういうことの重ね合わせでこの世界は構成されているんだ」と思わせてくれる、そういう日記みたいな文章が大好きで。だから今でも、それなりによく知っている人がブログに代表されるような発信の場を設けたときには、すかさずフィードリーダに登録するようにしている。 最近は、フィードリーダを利用する人が一時期より減っているように感じられて、ぼくは旧人類という趣もあって、ふつうにフィードリーダを定常的に活用しているだけで「ネトストじゃん」と評されたりすることもある。 時が進むに連れてウェブを利用する日本人もどんどん増えていって、今では「ネットで話題になったもの」をテレビが紹介するのが当たり前になり、ウェブもどんどんマスメディア的な性質を帯びるようになっていった。これまで「世界の片隅で起こっていること」をたくさん扱ってくれていた場も、気付けば昔からあるマスメディアと似たような話題ばかり取り上げるようになって。 それ自体には善も悪もないと思う。ウェブは変化してきた、という事実があるのみだし、その変化は誰にも止められない。大事なのは自分の期待を自覚し、それに合わせて自分のスタンスを持つことだと思う。 ぼくはウェブに「マス」を求めない。そっと静かに友人知人たちのブログだけを読んで、ウェブブラウザを閉じる日だってある。