令和のCDリッピング環境
FiiO Snowsky Echo mini という DAP を買ったので、この機会にCDからロスレス音源をリッピングして使ってみることにした。
spotifyが登場したあたりから、もう音楽は配信サービスかYouTubeくらいでしか聞いてなかったのだけど、このデバイスの見た目がかわいい&安いので、手軽に音楽の視聴体験を変えられそうで面白いなと思ったのだ。
さて、CDのリッピングなんてマジで高校時代以降まともにやっていない(割と早くからiPodユーザーだったので、Appleで楽曲配信がはじまってからは結構そこで曲を買っていたため)。
色々調べたのでメモしていく。
とりあえずググると無限に色んなソフトの宣伝ブログが出てくるので厳しかったが、以下の記事が割と最近の状況までまとめてくれていた助かった。
CDリッピング環境について考える - Qiita/momo_mikan
観点として
ALACに対応しているか
リッピングの精度(失敗することがあるらしい)
メタ情報の取得の品質
あたりがあるようで、決定版のようなソフトは無いらしい。難しいやつだ。
雰囲気としては EAC - Exact Audio Copy というアプリが信頼性は高そうだが、ALACリッピングやメタ情報取得は微妙そう?
ただ、Qiitaの記事にあるような複数のアプリを併用していいとこどりするようなのはちょっと面倒なので今回は避けたい。
もうちょい調べると、EACは外部エンコーダを指定することでALACには対応するようだ。
(まぁFLACでもいいんじゃない、という感じはあるが、Apple環境もあるので?)
やり方は以下の記事が参考になった。(一部記載が実態と違うとこがそれぞれありそうだったので、両方参照した)
https://michisugara.jp/eac_encode/
https://angrycats.jp/index.php/computer/134/eac_itunes_alac/
ついでに、EAC自体の日本語化もしておく。
有志のローカライズパッチがあるようでこちらも助かる。
https://konishih.hateblo.jp/entry/2024/11/06/224520
メタ情報については、EACでもPlayerというアプリと組み合わせて使うとGracenoteからの情報取得ができるそうなので、期待してみる。
Playerについては以下を参照した。
管理者権限で実行しないと最初のGracenoteの認証が機能しないので注意。
https://a2d.webcraft.work/player2eac/
https://gyazo.com/6da4b85ba9bb7ee4383fef263092bd0a
画像の↓矢印のアイコンが情報取得になるので、これで取得してくる。無事取得できたようだ。
CDPALYER.INIに書き出す設定をPlayerに入れてあるので、Player側での作業はここまで。
EACを起動して、データベース→CD情報の取得→CDPLAYER.INIを選ぶことで、Playerで取得した情報で上書きできる。
https://gyazo.com/7490c7d6032ac909947d1fee7871008f
隣人のS-KENさん経由でYouTube配信でちらっとうちを紹介いただいたこともある H ZETTRIO。アートワークは残念ながら入らなかったみたい。
なんかここまでで達成感感じてたけど、肝心のリッピングがまだだった。
そのほかのEAC設定項目については以下を参照させてもらった。
https://michisugara.jp/eac/
EACメイン画面のCMPを押して、保存先を指定すればリッピングがはじまる。
https://gyazo.com/d3a225a80263e9a4ba103088d49259cc
Amazonで適当な激安ドライブを買ったのもあると思うけど、結構時間かかるw
さて、無事成功した…と思ったら wav ファイルのまま出力されている。
EACでは一旦 wav でリッピングしたあとで、外部エンコーダを使って変換し、元の wav ファイルを削除、という流れになるのだが、外部エンコーダでの処理がうまくいってなさそう。
ログでは正常に終了してそうなんだけども…。
ちょっとわからんかったのでChatGPTに聞きながら何往復かした結果、外部エンコーダ向けのエンコードオプションの指定が問題で、外部エンコーダの処理が止まっていたっぽい。
今回CDDBから取ってきたものにリリース年が入ってなかったのでそのままだったんだけど、入力してたオプション的には必要だったようで、そこで止まっていたらしい。リリース年を入れたらちゃんと m4a が出力された。
オプションの指定はChatGPTのものがどれだけ正しいかいまいちわからんかったので解決してもらえるか微妙だなと思ってたけど、EAC側でも一曲づつリッピングのたびに返り値を渡すオプションがあったり、ログも出してくれるので、その辺を渡すことで割と細かめに調査でき、最後は妥当な指摘がきて無事解決に至って良かった。
というわけで何とかロスレスでのリッピング環境ができたのでした。
あとはCDを集めていくか~