Arnold vs Redshift
2022-08-01 #Blog
Htoa と Redshift for Houdini についての使用感の話
2022-08-01 の話
完全に主観
IPR
Redshift のほうが対応状況がいい
Geometry の更新がリアルタイムで反映される のは当たり前な上で
MPlay を利用した IPR
Redshift Render View という専用の IPR Viewr
Redshift Viewport IPR という Houdini の Geometry Viewport でのレンダリング
Windows であれば Redshift RT も使用することができる
といろいろな選択肢が用意されている
Arnold は一応 Render viewer pane で動く IPR があるにはあるが Realtime に動く部分は Shader や Light などの変更のみに限られる
安定性
現時点の HtoA と自分の環境ではしょっちゅうクラッシュするが Redshift ではこれがない
速度
Redshift のほうが高速
やはりもともと GPU ファーストな Renderer というのもあってストレスがない
むしろ CPU 側の Renderer に GPU 側の機能が降りてくる開発体制
Arnold は まだまだ GPU では使えない機能があったりで結局 CPU を使用するので速度は出ない印象
Shader
どちらもほぼ同じコンセプトの BRDF Standard Shader が使用できる
Redshift は最近 (Redshift 3.5) で Arnold の Standard Surface をモデルにした Shader を追加したのでパラメーターの足並みが揃っている
Standard Material
その他の細かい Shader に関しても大抵どちらにも存在していて, どちらも似たような Parameter
どちらも自分で書いた OSL Shaderに対応しているので割とどうとでもなる
Render Settings
AOVs
USD
Arnold のほうが対応状況が良い
Redshift の USD 対応はまだ一部という感じ
一応 Solaris では使える.. 程度
/obj に USD Import SOP.iconUSD Import SOP などで .usd を読み込んでもこちらではレンダリングができない
RedshiftのPixar's Hydra/USD | Trello
Trello をみると Katana などにはまだ対応していない
MaterialX
Arnold は対応しているが Redshift は対応していない
RedshiftのMaterialX Support | Trello
Trello をみると今後実装予定ではある
アップデート頻度
Redshift のほうが頻繁に大きめの追加が入るような気がする
Trello で Roadmap が公開されているのもユーザーフレンドリーでわかりやすい