『人はなぜ物語を求めるのか』
千野帽子著
物語論について書かれた新書
自家製索引
数字はページ数
20 〈言葉を発すれば、私自身の存在を他人に解き明かすのと同じように、私自身にも解き明かすことになる(......)〉『感情 情念 表徴/アラン』
23 認知神経科学においては自己というものは全人格の一部にすぎない
26 非日常的なできごとは報告される価値(tellability, reportability)が高い
31 描写はプロットに関係がないことが多いが、プロットに食い込むこともある
41 ロビン・ダンバーの理論:グルーミングの不足を補うために、人間は声による聴覚的コンタクトをはじめた
51 世界に対する「なぜ?」という問いと、それへの回答(原因・理由)がストーリーの滑らかさを生む
55 わかるというのは秩序を生む心の働き(わかるとはどういうことか 認識の脳科学)
57「説明が正しいかどうか/妥当か」よりも、「説明があるかどうか」のことを重視してしまう
61 この世界は因果律的にできていない:『科学とオカルト』
66 人間は「なぜ」と問う必要をなくしてくれる権威を求めがち
71 怒りを掻き立てる説明でも、説明がないよりはまし
75 ネガティブバイアス:ある種の人が挫折すると人間のダメな部分をあげつらって〈怒りを発しながら自分を賢く見せたがる〉
これは誰の文献だったっけstar_field.icon
80 不本意な危機的状況こそが、自分のストーリーをはじめるときだったのかもしれない
81 物語の収支決算、感情のホメオスタシス
86 (平衡状態)→非常事態→あらたな平衡状態 というストーリーのベーシックな形式
94 ベイトソン  木こりのたとえ 主体と目的の関係すらもまやかしにすぎない
100 なんのために苦悩するのかが分からないのがつらい
103 生きることが私たちに何を期待しているのか
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