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1. TDP(Thermal Design Power)とPBP/MTP
TDP(熱設計電力, Thermal Design Power)
一般に「消費電力」として言及されることが多いが、厳密にはCPUが発する熱の最大量を指し、冷却設計の目安となる指標。
例: Intel Core i7-1360PのTDPは28W(ベース)
PBP(Processor Base Power)とMTP(Maximum Turbo Power)
IntelのAlder Lake(12世代)以降、TDPに代わる新しい定義が導入された。
PBP(旧TDP相当):定格運用時の消費電力。
MTP(旧PL2相当):ターボブースト時の最大消費電力。
2. i7-1360Pとi7-13700Hの消費電力の違い
table:_
CPU PBP(ベース時) MTP(最大時)
i7-1360P 28W 64W
i7-13700H 45W 115W
i7-1360Pは、通常時は28Wで動作するが、ターボブーストがかかると最大64Wまで消費する。
i7-13700Hは通常時45W、ターボブースト時に最大115Wまで消費する。
つまり、i7-13700Hはベースの消費電力(PBP)も高い上に、負荷がかかるとMTPが1360Pの約1.8倍になるため、より高い性能を発揮できるが、その分電力消費も大きくなるということ。
まとめると、"消費電力が28Wと45W" という表現はPBP(Processor Base Power)を指しているが、実際にはターボ時により多くの電力を消費するため、最大値(MTP)も考慮する必要がある。
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