行動実験
from:『いやな気分よ、さようなら』
自己活性化の重要な鍵は、自分の行動や能力についての否定的な見方に科学的な態度を導入することです。悲観的な考え方をテストしていけば、何が真実かわかってくるでしょう。
落ち込んだりぐずぐず主義になったりしたときに共通するのが自己否定的な考えです。それはあなたが何かやろうとする際にいつも不可能だと足を引っ張ってしまいます。
先延ばし
こういう方法で自分の無気力を防衛してしまうと、本当に言ったように自分で信じ込んでしまうようになります。「私には、できない」を繰り返していると一種の暗示のようになり、やがて本当に何もできない片端の人間だと信じ込んでしまうようになります。「料理ができない」「働けない」「集中できない」「ベッドから出られない」などが典型的な「できない」思考です。
自己成就型予言
認知療法ではネガティブな見通しを現実的な試みで試してみます。たとえば、こう思ったとします。「気分が落ち込んで、とても集中して本など読めやしない。」この仮説を試す方法として腰おろして、今日の新聞を一行を読んでみなさい。それからその文章を要約できるかどうか試してみるのです。自分は1節だって読んだり理解したりできないとあなたは予想するかもしれません。もう一度やってみるのです。一節読んで要約してみてください。多くの重症で慢性の鬱病が、この方法により突破口を開いたのですから。
悪い行動パターン
ネガティブな予測を試さず、行動を起こすこと自体を拒否する
小さな行動から雪だるま式に望ましい行動を増やしていく
ネガティブな予測を行動で実験する態度が大事。実験結果を記録するのもよい。
感情は理屈とは関係のない仮説にすぎないから仮説検証を繰り返して認知をニュートラルな方向へ近づける。
a small, good thing
知ることで恐怖は小さくなる
(「やりたい」と思ったことについても)「とりあえずやってみる」ことをしないのはもったいない
失敗するのではという恐怖ではなく、失敗するかどうかわからない不確実さが余計な恐怖
失敗したらしたで、うまくいかなかったという情報が得られる
やってみることで得られる情報の質は何にも代えがたい
問題と偽解決の悪循環
うまくいかないときに、同じ方法で解決しようとする
「できない」思考にたいして、「やらない」という行動を繰り返して対処しようとして状況がよくなったことはない
それなのに、同じ行動を繰り返す
行動実験:つかれたアタマの道具箱
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試してみたい考え
実験・計画
予測
考えられる問題
この実験から学んだこと
実験結果
問題が起きた時の対処
この結果により新しい考えをどのくらい確信できるか
#2024-08-28 19:04:40 再編
#2024-09-22 14:48:04