知的生産の技術
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ISBN-10:4004150930
<目次>
まえがき
知的生産というのは、頭をはたらかせて、なにかあたらしいことがら情報を、ひとにわかるかたちで提出するこ ウタ(歌)をつくるよりタ(田)をつくれ
はじめに
1.発見の手帳
毎日の経験のなかで、なにかの意味で、これはおもしろいとおもった現象を記述するのである。あるいは、自分の着想を記録する
わたしの日常生活における知的活動の記録→単語とかではなくて、諸論文的な文章
がらくた的な経験ないし知識
自分自身の発見や着想をも、すぐにわすれてしまう↓
かいておきさえすれば、まえの発見が、つぎの発見のためのふみ石になって、しだいに巨大な構築物にまでつみあげることも可能なはずである
手帳の構造
常に身につけていつでも書けるようにする
一ページ一項目
索引をつくる
2.ノートからカードへ
ノートとカードの違いはほとんどない
文献カードからの着想
ノートの欠点
ページが固定されていて、かいた内容の順序が変更できない
野帳を切ってバラした
カード化して分類・整理
それを元に論文執筆
B5ノートを横に半分にして、B6ノート作る
カードは持ち運びにくい
共同研究
共同研究の参加者の全員が、おなじカードをつかい、おなじ方式でかくことによって、巨大な共有財産をつくろうというのであった
3.カードとそのつかいかた
https://gyazo.com/aed92110978944713ecd6ce7c46b0a05
B6判
様々な事務用品はこの大きさに合わせて作られている
標準規格の水平思考か?
忘れるために書く
分類するためではなく、並べ変える、組み変える
分類するのが目的ではなく、繰り返し「見る」こと
カードの操作のなかで、いちばん重要なことは、組みかえ操作である。知識と知識とを、いろいろに組みかえてみる。あるいはならべかえてみる。そうするとしばしば、一見なんの関係もないようにみえるカードとカードのあいだに、おもいもかけない関連が存在することに気がつくのである。
主体的な監視のあり方によって区分する方が良い
脳の外部化
4.きりぬきと規格化
https://gyazo.com/0830a1a7e724ba613dd84b1d3c62eb91
規格化、単位化、標準化
思考が同一のフォーマットに規格化される
市販や一般的な規格に合わせる
写真の整理
「思い出」
「仕事」「資料」
5.整理と事務
置き場所の体系化
分類
縦置き
必ず元に戻す
https://gyazo.com/a4f559c0f4d1ccd9c2c6cf049a18cf1e
事務文書管理装置と資料保存装置との分離
仕事場、事務所、資料庫、材料置き場
PERT(Program Evaluation and Review Technique) 6.読書
はじめからおわりまでよんだ本についてだけ、わたしは「よんだ」という語をつかうことを自分にゆるすのである
一部分だけよんだ場合には、「よんだ」とはいわない。そういうときには、わたしはその本を「みた」ということにしている
気になった箇所に傍線を引く
大事なところ
面白いところ
本筋とは関係ないところ
著者さえ気づいてないところ
ちょっと読んでいちど読んでからもう一度読み直し、線を引っ張っているところを見返す
いちど読んだ本は、ある程度時間を置いておく
ある程度冷静になった段階で、2度目を読む(2度目は傍線を中心に)
1枚につき1項目
カードの上欄には、その内容の一行サマリーを記入
下部に、その本の著者、表題および該当ページを記入
他のカードと一緒にしてしまう
「わたしの文脈」のほうは、シリメツレツであって、しかも、瞬間的なひらめきである。これは、すかさずキャッチして、しっかり定着しておかなければならない。傍線をひくときに、なにがひらめいたのかを、きわめてかんたんに、欄外に記入しておく。
私の文脈
7.ペンからタイプライターへ
ローマ字タイプライターで、ローマ字のみを打ち出す
もしも、この人が生きてたら、音声入力をしているんだろうな カナモジ運動
カナモジタイプライター
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ひらかなタイプライター
電電公社式
カナモジカイ式
海上自衛隊式
8.手紙
9.日記と記録
10.原稿
11.文章
おわりに