感覚記憶
感覚記憶(Sensory memory)とは、視覚や聴覚といった感覚器官ごとに存在する、非常に保持時間の短い記憶のこと。
感覚器官によって受容できないような刺激はたとえ外界に存在したとしても私たちは受け取ることが出来ません。たとえば、紫外線は私たちは知覚することができませんが、確かに外界には刺激として存在しています。
感覚記憶の保持時間は0-2秒程度
感覚器官
視覚・・・光情報
聴覚・・・音波
嗅覚・・・揮発性の物質
味覚・・・溶解性の物質
触覚・・・温度や圧力といった刺激を受容するセンサー
この実験では、瞬間的に提示された情報を記憶できる量はどれくらいかということと、その情報はどれくらい保持されるのかということが検討された
参加者は文字や数字を含む文字列を図1のように並べた刺激を記憶することを求められた
この時、刺激は非常に短い時間(50ミリセカンド)のみ提示された(1000ミリセカンドで1秒ですので、この50ミリセカンドというのは本当に瞬きのような時間)
参加者に全体を報告させるのではなく、「上の段」や「真ん中の段」、「下の段」といったような位置を指示して報告させた