後知恵バイアス
物事が起きてからそれが予測可能だったと考える傾向
確証バイアスなどに代表される認知バイアスの一種
バイアスの原因を可能性ヒューリスティックで説明する場合もある
人間の心の中では、実際に起きた事象は起きなかった可能性よりも顕著
1970年代初頭にバルーク・フィッシュホフ(Baruch Fischhoff)とラッシュ・ベイス(Ruth Beyth)が後知恵バイアスの存在を立証する研究を行なった
リチャード・ニクソン米大統領が北京とモスクワを訪問する際の行動を、被験者に予想してもらう実験
「ニクソン大統領は毛沢東議長に会う」「ニクソン大統領は訪問が成功したと発表する」など、いくつか事前に用意しておいた回答を予測してもらう
毛沢東議長に会う確率について、訪問前は40%と予想した人が、実際に会ったという事実がおきた後に、自分の予想を思い出してもらったところ「60%と予想していた」と回答した
「大統領の行動を予想していた」と自分を過大評価する傾向