ハビトゥス
ハビトゥス(habitus):ラテン語で「習慣」「行動様式」「ものの見方」「感じ方」などを意味する言葉
フランスの社会学者ピエール・ブルデューの概念としても知られている
【ハビトゥスの意味】
身体に刻み込まれた、行動・知覚・評価の図式
生活者ひとりひとりの文化
個人にそれと自覚されない知覚・思考・行為を生み出す性向
ほとんど無意識レベルにまで習慣化された行動様式
【ハビトゥスの形成】
家庭や学校で長い時間をかけて無意識裡に形成される
幼少期から、言葉遣い、身のこなし、趣味趣向といった形で家庭の中で植え付けられる
児童期の生活上のルーティンを繰り返すことで、確固たる学習の習慣が身に着く
【ハビトゥスと人生】
所属階級の性向が刻印されており、その後の人生の選択に大きな影響を及ぼす
つまり人生のスタート段階から格差の芽が生まれているというのだ
子が親と同じような仕事に就くことが多い現象や、親の文化に似ること
元ネタ:空っぽコミュニケーション - orangestar2