アリアドネの糸
非常に難しい状況から抜け出す際に、その道しるべとなるもののたとえ
アポロドーロス「ギリシャ神話」に載っている伝説から。アテナイの王子、テセウスは、ミノタウロスという怪物を退治するため、通路が非常に複雑に入り組んでいる「迷宮(ラビリンス)」という建物に入ろうとしますが、そこから脱出する方法がわかりません。すると、アリアドネという少女が、通り道に沿って糸を張りながら奥へと進み、怪物を退治したらその糸をたどって戻ってくればいい、と教えてくれました。その通りにしたテセウスはみごと、ミノタウロスを退治することができたのでした。