学校は創造性を殺してしまっている
https://www.youtube.com/watch?v=Tm90Ktww7g4&t=402s
ロビンソンさんがインタビューで「どうしてあなたはダンサーになったの」と尋ねると、意外な答えが返ってきました。ジリアンは小学生時代、まったく絶望的な状態にあったというのです。集中力がなく、いつもそわそわ。学校は彼女のことを問題児扱いしていました。そこで両親とジリアンは専門家のもとに相談に行きました。医者は母親からジリアンについてのさまざまな問題を聞き出しました。彼女はいつも遅れて宿題を出したり、他の学生の学習に支障をきたしたりする存在だったのです。するとその医者はジリアンのもとに来て、こう言いました。「ジリアン、お母さんと2人きりで話がしたいので、少しここで待ってて」と。そうしてジリアンを一人残し、医者と母親は部屋を出ていきました。その際、医者はラジオのスイッチを入れていきました。 部屋の外に出た医者は母親に「ここでジリアンを見ていてください」と伝えました。するとジリアンは元気そうに、ラジオの音楽に合わせて体を動かしはじめました。しばらくその様子を見守った後、医者は母親にこう言いました。「お母さん、ジリアンは病気なんかじゃありません。ダンサーですよ。ダンススクールに通わせてあげなさい」。その医者のひと言が、後の高名な振付師、ジリアン・リンを生み出したのです。