プレゼンテーション基礎持論
スピードリーディング
はじめに〜発表対象まではそんなに重要じゃないから読み飛ばしても問題はないよ。
はじめに
本記事はプレゼンテーション資料を用いた発表において気をつけた方がいいことや、個人的な意見を程々に書き連ねているものです。対象としては、
プレゼンに不慣れ
資料の作り方がよくわがんね
は、ははは発表とかっききき緊張すっするっすぅ…
という発表ビギナーの方向けです。ただ、「多分、大丈夫でしょ」みたいな慢心は良くないと思います。
注意事項
本記事は筆者の経験則から書かれています。
本記事の内容は個人意見であり、プレゼンテーション資料作成や発表のあり方について保証するものではありません。
「でも、これって実際にはこうじゃない?」「私的にはこういう資料の方がいいな〜」⇦うるせぇ〜ばぁ〜か!!
プレゼン発表の要素
プレゼン発表には以下の要素があり、これらのどこかが欠けるだけで質が下がる。
内容
内容がつまらないと発表もつまらないは必然だね。でもこれは小手先のテクで根本から対策できるものではないよ。だから本記事では諦めてね(クソダサハート)
資料
資料が見えにくいだけで見る気が失せる。発表は聞くもんであって隅々まで読まないといけないんなら議事録やレポート、ブログとかで充分なんだよね。(ただし、場合によってはプレゼン資料を保管文書として扱っていたりする場合もあるので注意)
発話
残酷かもしれないけど、声質によっては発表に向かない人がいるのは事実。ただ、本記事ではそういった様な良い声論じゃなくて、発表の時の言い方についてを主に言いたい。
発表対象
発表の対象は多岐に渡る。私の場合だと、
授業
研究発表
学校の課題
これらで発表の目的は異なる。例えば、授業では教える対象が理解できるようにプロセスを可能な限り明示するなどしてわかりやすさを重視する。反対に研究発表では自身の研究過程を教授陣に余すことなく説明するため端的な事実の明示が必要とされる。このように、プレゼン発表はわかりやすいに越したことはないが、その目的によって重視すべきわかりやすさが異なる。ここを留意せずに全ての資料を同様に作成すると、発表の上手さに波が生ずる。
資料作成
色
色は大事です。色で記述欄を分ければ題目が違うことを暗に伝えることができます。ただし、色の組み合わせには気をつけましょう。色を粗雑に使うと、色覚に問題がある方に意図が伝わらなかったり、配色から意図しない印象を抱かせる可能性もあります。後者は、例えば赤い色と青い色を並行して使用した場合に「赤い色の方が重要である」というような印象を与えてしまいます。勿論、これらの印象を巧みに使えれば更に良い資料になりますが、色の印象というものは文化圏により異なることを忘れないでください。(例えば欧米では紫は妖艶な色であると聞きます。)
文章量
たまに、「おいおい、なんだこの資料!?テメェ、ワードで発表でもしてるつもりか?」という資料を見かけます。発表スライドに文字だけがNGという認識は学校でも習いました。ただ、個人的には文字だけでも問題はないと思います。ただ、一度に提示される読み込む対象が多いと見る気がなくなります。そもそも、発表中に話す内容以外のことをスライドに入れないでください。例えば、年表を載せるにしても、現在話している箇所の文字色を薄くするなどして、話している箇所を明示しましょう。(以下参考図)
https://gyazo.com/973fdf4c3813af65f6db34f69c2cfdf7
文章はスマートに
賢い文章も勿論必要だが、本項では、スッキリした文章を推奨したい。例えば、自分の意見を書く際に「と私は考えた。」という文言はあったら文章的には親切だが、発表的には邪魔です。そもそもスライドの題目に「考察」とかあったら、「発表者の考えなんだな〜」ってわかるから。「私はカレーにソースを掛けて食べるのは最高であると考えた。」⇨「カレーとソースの組み合わせは最高である。」ぐらいの端的な表現でいいって。
図表
発表資料の作成講習とかで図表を入れることは推奨される(文字3割 図表7割)が、個人的には図はいいが表はいらないと思う。勿論、研究発表とかで入れてる場合もあるが、発表の最中の扱いとしては「こちらまとめた物です。」とかの言い方しかしないんだから。そこで説明するのが手間だからって楽をするぐらいなら最初から入れる必要はないと思うし、何よりも発表の負担を聴講者に掛けるな。
表記揺れ
「です・ます」と「である・する」など表記が揺れには注意。正味、発表資料ではこんぐらいは気にならないけど、「サーバ」と「サーバー」や「男性」と「男の方」などは少し目立つ。最悪なのは半角数字と全角数字を混ぜる。最早、発表内容なんて頭に入ってこない。こいつを如何に責め立てるかしか頭になくなる
表示のズレ
クソwindowsOSやソフトウェアのバージョンが資料を作ったPCと発表用のPCでズレていると表示がズレる可能性がある。これは事前に確認するか、pdfにしてズレがない様に対処するかしかないね。
過度な装飾
これは場合による。授業やウケ狙いならあり。ただ、奇を衒う様な目的なら邪魔。あとは、文字が被ったり図表よりも目立つ色もアウト。キャンパスじゃねぇ、お絵描きなら他所でやれ。
ページ数
質疑応答や発表後に質問をされる場合に、「スライドの〇〇ページの〜」って言われた方がやりやすくない?
写真の利用
ここは判断が難しいけど、使用画像は下に掲載元のリンクを入れるのが親切だとは思う。ただ、見えなくてもいいとは思う。あくまで、あとで発表資料を参考にする際に、画像の掲載元がわかっていれば再利用もしやすそう。
発話
合いの手
発表の最中に「えー」とかいうな。気になる。最早、癖になっている人がいる。本来の用途としては、「えーーーーー」の間に考えるという時間稼ぎのための技法なのだろうが、現在では、ただの合いの手。酷いと「ぇここはAとなります。ぇそしてですね。」みたいな発声の時に意味なく出てきている。
指示語
発表の規模にもよるが、基本的に発表中に「ここ、そこ、あそこ」等の指示語を使わない。恐らく、資料中の特定の箇所を指しているのだろうが、場所によっては見えない。しっかりと資料中のどこを見て欲しいのかを発言する。以下例文。
「資料のここにあるタンクのですね、この部分に亀裂があったため、地図中のここら辺に被害が出てしまいました。」
「資料左側にあるタンクの下部に亀裂があったため、資料にある地図で中央部分の赤い範囲で被害が出てしまいました。」
どっちがいい例であるかなんて変なことは聞かないよね?
緩急
喋り続けるな、お前はマシンガンか。というような発表が稀にあります。これは、時間がない場合のやむを得ない処置の場合もありますが、本人が早口の場合はすぐに直しましょう。落ち着いて話すのも大事ですが、話す途中に目次を挟むなどして、ここまで何を話したのかを改めて確認するなどして発表のスピードに気をつけましょう。
マイクが近い
マイクは口元から離せ、ボイパでもするつもりか?
声が小さい
人が増えると、声が遠くに通り辛くなるため、堅い場面でないのであれば、最初に「奥の方、私の声が聞こえますか〜?」と聞くといいかもしれない。
発表前に
練習
一回、通しで練習はしようね。絶対にね。何だったら発表途中で、「あれ?ここの記載、おかしくね?」って気づくこともあるから。
校正・校閲
友達に校正か校閲を頼もうね。(え!?友達がいない?それは御愁傷様)
聴講者との距離感
厳格な場所
ふざけないで、真面目に取り組みましょう。その発表は何があっても盛り上がらないし、楽しくはない。発表がつまらないのは君が悪いんじゃない。
盛り上がり
ふざける際に気をつけないといけないのは、他者を傷つけない様にしましょう。
個人的には、「手を挙げること」を促すアクションは大体の割合で閑古鳥の餌食です。要は受けなかったりしたら、リカバリーをしましょう。例えば、「今日は〇〇について発表しますが、知ってる人」と尋ねて、誰も反応がなかったら「ですよね、こんなの日常には関わりのないコンテンツ!!だからこそ、今日は皆様に〇〇の知られざる凄さをお伝えしたいと思います!!」というようにテンション高めにいきましょう。シラフじゃ発表を盛り上げるなんてできません。
失敗
何か気まずい状況や緊張している際には、それをネタにしましょう。例として、「今日ね、発表なんですけど、今、すごい緊張してて、これ、なんか発表中に言うこと忘れそうで怖いなぁ〜」と首を傾げながら言ったら、そこそこ受けるかもしれないし、受けないかもしれない。ただ、緊張はほぐれます。
https://gyazo.com/4031bb41108a1756d5556efc02346660記述日:2023年05月20日16:52https://gyazo.com/0902b55512d817b36596c44228e2d840 https://twitter.com/intent/tweet?text=%E3%81%B2%E3%82%86%E3%81%86%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AEScrapbox%E3%81%AE%E8%A8%98%E4%BA%8B%E3%82%92%E5%85%B1%E6%9C%89%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82%0D%0Ahttps://scrapbox.io/hiyu-hajime/%25E3%2583%2597%25E3%2583%25AC%25E3%2582%25BC%25E3%2583%25B3%25E3%2583%2586%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25A7%25E3%2583%25B3%25E5%259F%25BA%25E7%25A4%258E%25E6%258C%2581%25E8%25AB%2596