FinePix A202
マクロモードは
10cm
それだけなら単にレンズ前10cmを撮れるだけなのだけど、ここでストロボをオンにしてみる。
すると、開放でF4.6のレンズが絞り込まれて、F9.5になる。
フラッシュの適正発光量は、ISO感度と絞り値と被写体までの距離で決まる。
A202のマクロモードは、撮影距離10cmで決まってるし、ISO感度は100固定、絞り値もF9.5で固定。するとフラッシュをGN1程度に弱く発光させればちょうどいい。
なんとまあ、超シンプルに失敗しないマクロ撮影ができる仕掛けを実現してある。
こういう「マクロモードは絞り込んでフラッシュを炊く」というのは、古くからフィルムカメラでやってた手法らしい。この手なら、ほとんど電子制御なしにできる。
いやもう、21世紀のデジタルカメラという製品に、こんな昭和の機械式カメラの流儀が取り入れられてるとは。