高感度
一般的なキーボードのキースイッチは、ある1点までキーを押し込むと入力の判定となり、逆にある1点まで戻すと入力が離れた判定になる。スイッチとしてはごく当たり前の挙動だ。
そこにゲーミング向けのスイッチとして新たに登場したのが、キーがどの深さまで押されたかを認識できるキースイッチ。従来のキースイッチをオン・オフのみのデジタル入力として、ストロークの深さを認識できるものをアナログ入力と呼ぶこともある。ゲームパッドにおけるオン・オフのみのボタンが、アナログスティックなどの多段階認識になったというニュアンスだ。
そこで発明されたのが、キーが押されている間は入力オン、キーが戻り始めたら入力オフ、という挙動。こうすると、入力オンはキー入力とほぼ同時、入力オフは指を上げ始めたのとほぼ同時になり、どちらも高速に反応できる。ユーザーが入力をオン・オフしたいタイミングに限りなく近い挙動が実現できる。これがラピッドトリガーだ。
キーボードの革新的機能でゲームが上手くなる?界隈を賑わす「ラピッドトリガー」って何だ?