錯視
「ピントが合った列車とぼやけた背景」の加工画像を見ると、本当は同じ距離に存在しているにも関わらず、脳は「列車が自分の近くにあって、背景の線路などはずっと遠くにある」と感じるのです。
ただし、「巨大な列車の姿全体を捉えていながら、それが至近距離に存在する」ことなどありえません。
脳はこうした矛盾をなんとか修正するために、ありえそうなシチュエーションに感覚を近づけます。
つまり、「列車が非常に小さいので、目の前にあっても姿全体を捉えることができ、遠くの背景はぼやけている」と瞬時に感じてしまうのです。
そして今回の実験でチルトシフト写真の効果が実証されたことから、人間の脳が、確かにピントのずれ(ぼやけ)を利用して、網膜で得られた画像の距離やサイズを推測していることが証明されました。
背景をぼかしただけでなんでミニチュア写真に見えてしまうか?
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真ん中を見ていると白くなる
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