更正
企業不正の調査報告書や第三者委員会の報告書を読んでる。
犯罪に問われたりした人が役員に再任すると「なんでこんな人間を再任したんだ!」と疑義をよく投げかけられている。
ここで自分が思うのは、企業不正にも故意と過失があり、過失によって結果として犯罪を犯してしまった人には更生の機会を積極的に与えてもいいだろうと思うし、他の人よりも深く経験が刻まれているとおもう。もちろん、経験したからと異って適切な能力が身につくわけではないし、そもそも過失を犯さないような人よりも高い評価を与えるのは危ういと思う。
一律に不正をした人に不遇な対処をするのは、むしろ不正を隠すインセンティブを生むといった脆弱に繋がるようにおもう。
また故意であったとしても更生の機会は奪われてはならない。日本はどのような内容であれ、犯罪者の烙印が押されると村八分として共同体からパージしようとする傾向があった。これからは信頼をいかに失わないかよりも、いかに生み出すかのほうが重要になってくると思う。