時空間
Intel、GPUが非力なマシンでもメタバースが利用できる「Project Endgame」
神出鬼没にもほどがある
A地点からB地点へ舞台が転換した場合、A地点とB地点において同一のメンバーが画面の中に登場するならば、点Aと点Bへの合理的な移動方法を演出の中で説明しなければ不自然となる。何故この人たちはここに居るのか。どうやってこの人たちはここに移動しているのか。これを台詞ではなく画面(絵)で説明するのが映画的演出の基本であるが、本作にはそれがないので、「禍特対」の人々の位置関係と、「禍威獣(怪獣)」、それに政府上部組織(総理、防衛省、防災庁、公安等)が空間的にどのような広がりで立地し、人々の群像がどのような動線に従って展開されているのかがまるで分らない。一応、「禍特対」には専用の自動車があるのだが、これがどこから出庫してどの経路で「禍威獣」の前面に到達するのかの描写がないので、カットが切り替わると「禍特対」の人々が点Aから点Bに唐突に出現したような違和感を覚える。
『シン・ウルトラマン』を見て的中した不安