擬人化
海外のCGクリエイターが『シン・ゴジラ』から日米の怪獣映画を比較する動画が面白い「大事なのは視点」「ハリウッドは怪獣を擬人化しすぎ」
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人格
アメリカの研究者チームは、もし自動運転車が人間らしい特徴を備えていたら、もっと信頼されるかどうかを調べる実験を行った。100人の参加者が3つのグループに分かれて、最先端の模擬運転装置に乗車した。第1のグループは「普通の」車を運転した。第2のグループは人間らしい特徴のない自動運転車に乗った。第3のグループが乗った車は第2のグループと同じ自動運転車だが、「アイリス」という名で性別(女性)があった。癒し系の声がときどき聞こえてきた。参加者は乗車中に一連の質問に答えることになった。「渋滞のなかでこの車にどのくらい運転を任せられますか?」「この車の安全にどのくらい自信が持てますか」といった質問だ。研究者の予想通り、アイリスが背後にいると信じた参加者は、自動運転車への信頼が高まった。驚いたことに、あらかじめプログラムされた事故にあったあとでも、アイリスのグループはほかのグループと比べてあまり車の責任にしなかった。
人はテクノロジーを擬人化したがる。自分たちに外見や声が似ているものは信頼しやすいからだ。面白いことに、日常的なタスクを助けるボットやロボットはほとんどが女性だ。タイ、ヴィヴ、アイリス、ナディーン、コルタナ、アレクサ、クララ。それ以外にもたくさんいる。ロボットは「それ」ではなく「彼女」なのだ。外見はたいていかわいく、子供っぽいものも多い。それはおそらく社会階層の反映だろう。人間が上ということを確認するものだ(そして面倒な仕事をやるのはいまだに女性だということだ)。