情報科学
電気工学者のクロード・シャノンは、ミシガン大学で学習要件を満たすために取った哲学のクラスのおかげで、「情報時代」を創始した。そのクラスで、シャノンは19世紀のイギリスの論理学者、ジョージ・ブールの功績について知った。ブールは真実の発言を「1」とし、虚偽の発言を「0」として、論理の問題が数学のように解けることを示した。
それがすぐに現実的に重要な意味を持つことはなかったが、ブールの死から7年後、シャノンがAT&Tのベル研究所で夏のインターンシップをしていた時、シャノンは電話のルーティングの技術とブールの論理を組み合わせて、どんな種類の情報も符号化して、電子的に送信できることに気づいた。この洞察がコンピューターの根幹となっている。シャノンは「たまたま、この二つの領域を同時に知っている人が、他にいなかった(注43)」と述べている。