情報
20世紀の新素材
あらゆる情報は数値に置き換えて表現できる
情報の意味作用を基軸とした「情報学」の必要性 桑原(中島)尚子
情報の劣化
加工のミス
情報を食べる
https://gyazo.com/186313c736f843ed586096a5e4c3030a
フグ
フグは大衆魚に比べれば味はしません。また調理に手間がかかります。ところが高級です。
ポテトチップス
「塩は○○産を使用!」
味というよりも、情報でしかない
価格が高さと味はあまり関係がない。むしろ低価格帯のほうが品種改良も進んだりしていて美味しいものが多い
たとえばバナナは数十年前は高級品だったが、いまでは100円から買える低価格な果物です。でも美味しさは今のほうが優れている。
不快な情報
「デスマーチの話は不快」といって情報が減らそうとすると、社会からデスマーチを判断したり対処する情報が減る。すると、デスマーチに出会う人が増えたり対応が遅れたりする。
「大地震は酷い。トラウマを呼び起こして傷つく人がいるから、災害情報は社会から減らそう」というのと似ている。
不快な情報を減らすと、当人が不快な気持ちは避けられるけど、社会で発生する起きる確率は上がる。当人の安心は得られるけど、社会の安全は損なわれる。被害を減らすなら、災害や事故情報は流通させたほうがいい。もちろん、いたずらに不快を引き起こさないような書き方は必要。
実際の出来事ではなく、情報の不快さによって、流通する情報が選択されるのが2020年以降の特徴かな
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竜や蛇の名前が付く土地は、昔災害があった土地であることが多い。しかし、そうすると住んでくれる人が現れなかったり、土地の値段が低いままだから、名前を変えたりする。そして綺麗な名前になった土地に引っ越してきた人がでてくるが、土砂災害などで甚大な被害を受ける。
きれいな地名にはご用心!? 名前から土地の「災害リスク」を調べる方法を聞いた
水が溜まりやすい「釜」、土砂崩れを意味する「蛇」など、地名から分かる水害のある土地。