心理的契約
心理的契約(しんりてきけいやく)とは経営学用語の一つ。これは企業において従業員が雇用されることとなる場合においての契約であるが、内容が暗黙の了解において結ばれるようなもののことを言う。契約というのは通常は契約書などを通じることにより明文化されることとなっているものの、心理的契約にはこのような契約書は存在しない。心理的契約というのは、信頼に基づいた上で結ばれるという側面が強い。心理的契約というのは労働条件や業務内容が状況に応じて変化するということが激しい業界において行われており、そのような業界ならば状況に応じて明文化された契約内容を示すということができないために行われているということである。