剛体のダイナミックタッチ
剛体のダイナミックタッチ
ジェームズ・J・ギブソンを祖とする生態的心理学では、行動が知覚を促す例(矢印Eの事例)は数多く紹介されています。例えば、カーテン越しに杖くらいの長さの棒を渡されたとき、ただ静かに持っているだけでは棒の長さを推量することはできないけれども、左右や上下に振ってみると大体の長さを推測することができます。この現象を生態的心理学者たち「剛体のダイナミックタッチ」と呼びました(Solomon 1988)。
論文
Solomon 1988
Solomon, H. Y., & Turvey, M. T. (1988). Haptically perceiving the distances reachable with hand-held objects. Journal of experimental psychology: Human perception and performance, 14(3), 404.
出典