会話
噛み合いのレベル
会話のかみ合いを観察する
1.何もかも噛み合っていない会話
2.話のテーマレベルでは噛み合ってるけど、お互いの文章や筋は無視している会話
3.キーワードレベルでは噛み合っているけれど、細部は噛み合っていないケース
4.一言一句レベルで噛み合っているケース
大多数は2と3が多数。
会話でYOW
話を深さに引っぱっていく人
参加すると実のある話になる人
下ネタになる人
シグナルとしての会話
私たちは「良好な人間関係だよね」という認識を作るためにさまざまな取り組みをします。
リズムのある会話
意味の流れる会話
多くの人はシステム1で会話しており、認知負荷の高いシステム2は少ない。とくに壮年世代はシステム1、序列の確認に関わる会話が多くなる。出世圧力が強い企業文化では、会話の中で序列確認の発話が多くなる。
会話の成立
私たちの知識は何千もあり、お互いが話したいことを一致させるマッチングは難しい。5000ピースパズルをするようなもの。そのため最初はジャブの打ち合いのような、4ピースパズルのような合致性の高い話題を選ばざるを得ない。
会話は相互多属性マッチング
多頻度の接触、マッチング思考が必要
4ピース、8ピース、16ピースとふえていく
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まずい会話
だらだらと話してしまう
話がずれてしまう
一人が長く話してしまう
その場、その時間を昇華するためだけの時間。気まずい美容院での会話。
話をしても、聞いても、話が広がっていかない。
話が早々に落ちてしまう。
ダンス、カバディの成り立たなさ
間が怖い
沈黙の時間があると、怖くなってしまう。
お互いの人間関係がうまく行っていないのではないかと気にしてしまう。
人間関係に不穏さを感じることが怖い
人間関係重視の会話。
薄い会話
松本人志と庵野秀明の対談、庵野は松本に特段興味なさそうだし、松本も別に特撮やアニメに深い造詣があるわけでもないので庵野のオタク語りに薄いリアクションをするだけで話を掘り下げることもできず、深海魚と淡水魚が互いに通り過ぎていくだけの対談企画だった。
分かっている人同士の会話
情報が圧縮されていて、豊富さは少ない。最小限の会話になりがち。
「いい…」「いい…」みたいな
会話
スマートフォンは時間を奪う。それどころか、2013年に心理学者2人が行った研究では、スマートフォンがあるだけで悪影響が生じることが明らかになっている*3。実験では、他人同士の被験者をペアにして、小部屋でしばしお喋りをさせた。円滑に会話できるよう、研究者から「過去1か月に起きた興味深い出来事」という話題を提示した。ただし、ある被験者グループはスマートフォンを横に置いたまま会話するのに対し、別の被験者グループはスマートフォンのかわりに紙のノートを横に置いて会話する。
すると、いずれのペアもある程度は会話を通じて心を通わせていたのだが、スマートフォンが手元にあった被験者はあまり打ち解けられなかったことがわかった。実験後に感想を聞いても、相手との関係の質を低く評価しており、相手に対して感じた共感や信頼の度合いも低かった。スマートフォンは、たとえ使っていなくても、そこにあるだけで人間関係を損なうのだ。スマートフォンの向こうに世界が広がっていることをつねに思い出しているので、目の前の会話に集中できない。解決策は手元から完全に遠ざけるしかない、と実験を行った心理学者らは書いている。
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日本語の親しい三者間の会話に見られるブレイド・ストラクチャー(編み込み構造)の考察 町沙恵子