ロボット
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PFNと鹿島開発の自律型清掃ロボット、建築現場へ。ディープラーニングで周辺環境を認識
ロボットという言葉をこの世に出したのはチェコの作家のカレル・チャペックで、もう90年以上前になる6。プラハの国立劇場で、〈R・U・R(ロッサムズ・ユニバーサル・ロボット)〉という題名の戯曲が上演された。チャペックがこの言葉を思い付いたのは1921年。由来はチェコ語で「強制労働」または「勤労」を表すロボタだ。強制労働に従事させられる奴隷がロボトニクだ。戯曲のはじまりは、ロボットを作った狂信的な科学者が経営する工場で、マリウス、スーラ、ヘレナなどの人工ロボットが安い商品を製造するために必死に働いていた。ロボットは自分たちをただの奴隷以上の存在だとは露つゆほども疑わず、主人のためには何でもする。出産という面倒な作業を避けたい人のために赤ちゃんを産むのもロボットの仕事だ。しかし、マリウスとその仲間たちは、自分たちに「情熱も歴史も魂もなくても」人間より強く賢いことに気付く。最後には人間とロボットの戦争が起き、生き残った人間はひとりだけだった。
チャペックの戯曲以来、SFではロボットが抑制を失って人間の敵となるシナリオが繰り返し描かれてきた。ぎらぎらと光る金属のモンスター軍団や、人間ばなれしたコンピュータの声が、主人である人間に逆らって蜂起し反乱を起こすというストーリーだ。〈2001年宇宙の旅〉のHAL9000も、〈ターミネーター〉のT-1000とT-Xも、〈トランスフォーマー〉のメガトロンも、〈地球爆破作戦〉のコロッサスも、人間を裏切る殺人ロボットというジャンルの一例だ。