マッピング
マッピングの罠
なんでも当てはめることができてしまう
考えているようで考えずにすんでしまう
マッピングの罠
さぼりたい
書き言葉を使わずにそれっぽいなにか整理したような気持ちになってしまう
クリケットをネットゲームで再現し、しかもハマるほど面白いものにするのは難しい。だがフォディはシンプルながらリアルなゲームを作ることに成功した。まず、マウスを前後に動かす動きが、本物のクリケットでバットをスイングさせる動きに似ている。そして現実世界と同様、このゲームで最高スコアとなる打球は、ノーバウンドでキャッチしようとするフィールダーたちを越えて宙高く飛んでいく(野球と一緒で、ノーバウントで捕球されればアウトだ)。このように現実世界の手ごたえと同じ形でフィードバックがあることを、「マッピング」と言う。フォディは「マッピングは理屈ではない」と表現する。
たとえばキーボードのスペースキーの使用頻度は少ないほうがいい。カチャカチャ大きな音がするから、ゲーム内の『歩く』みたいな、当たり前の動作には割り当てない。『ジャンプする』のような決定的な動作に割り当てておく。物理的な感覚と、デジタルの領域での感覚を連動させるのがマッピングの狙いだ」