ハードシステム思考とソフトシステム思考
ハードシステム思考
科学的な合理性を追求するシスティマティック・アプローチ
ソフトシステム思考
1960年代に現れ、1970年代に取りあげられるようになった
考察対象を全体としてのシステム特性を持つものと認識しようとするシステミック・アプローチ
table:経営情報論 ハードシステム思考とソフトシステム思考
ハードシステム思考 ソフトシステム思考
目的追求主導型 学習主導型
世界は巧みに計画・処理されうるシステムを含んでいるという仮定 世界は問題に満ちているが、システム・モデルを使って探求できるという仮定
システム・モデルは世界のモデルであるという仮定(存在論) システム・モデルは知的構築物であるという仮定(認識論)
「問題」や「解」という言葉を使う 「論点」や「調停」という言葉を使う
利点 パワフルなテクニックを使える 問題所有者と専門家の双方が利用できる。
問題状況の人間的側面に注目し続けることができる
欠点 専門家が必要であるかもしれない 最終的な答えを出さない
問題状況のロジックを超えた側面を見逃すかもしれない 探査が終わりのないものであることを認めている
Checkland 1985 From Optimizing to Learning