ネットワーク科学
ネットワーク科学の起源
1998年のワッツ・ストロガッツモデル
1999年のバラバシ・アルバート
研究が進んでいる領域
www
人間関係
SNS
論文引用関係
生態
アリ
食物連鎖
送粉・受粉関係
代謝
経済
道路網
電力網
航空網
鉄道網
役員の兼任
銀行間取引
貿易
ネットワークの種類
静的ネットワーク
要素
次数分布
中心性
ページランク
循環の収束先(不動点)
接続性
接続の癖
コミュニティ構造
接続時間分布
間隔時間分布
間欠的
発生が短期間に集中する
まれによくある
高次構造ネットワーク
二次構造
多層ネットワーク
TwitterとFacebookを使う人は2つのネットワークに所属している
SNSのネットワークタイプ
スター中心
中心的な人物と、参加者が繋がっている
参加者同士のやりとりは少ない
凝集型
すべての参加者が均等に繋がっている
小規模SNSによくある
趣味のコミュニティとか、サークルとか
ノーマル型
スター中心と凝集型の中間
非中心型
大規模SNSによくある
中心人物がいなかったり、いたとしても他の参加者との結びつきが弱い
----
ネットワーク科学でサプライチェーンをより広い視点でどう読み解けるか。
サプライチェーンは社外だけではなく、会社の中にもあると捉え、A型、V型、T型、X型(AVT混合)サプライチェーンのコミュケーション回路と、商品を作る回路があると捉える。これらのネットワークの中で価値(秩序)が形成されている。
儲かるネットワークと、儲からないネットワークがある。言い換えると効果的に価値を生み出せるネットワークと、なかなか価値を生み出せないネットワークがある。なかなか価値を生み出せない原因の一つに川口さんのはげちゃピン問題があったり、さまざまな要因がある。面白い。
入門はサイエンスライターのマーク・ブキャナンが書いた『複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線』かな。広く取り扱われているし、例も豊富。
この分野に注目を集めるきっかけになったダンカンワッツと、スティーヴン・ストロガッツも欠かせない。ダンカン・ワッツの『スモールワールド・ネットワーク』、スティーヴン・ストロガッツの『SYNC』。すこし専門的だけれども、科学教養書を読むのになれているのであれば楽しめる。
またアルバート・ラズロ・バラバシは上記の二人とは違う道筋で研究されているが、注目され続けている科学者で、『新ネットワーク思考』は面白い。
以上は自然界や社会に溢れる様々な現象をネットワーク科学の視点から読み解いた本。これをより経営工学や組織経営に踏み込み始めているのがバラバシの弟子、セザー・ ヒダルゴの『情報と秩序』。
初期研究者を辿るのも面白い。
グラフ理論と社会学を結びつけ、弱い繋がり理論を発表したマーク・グラノヴェッター。
グラフ理論の初期研究者で、覚醒剤中毒者ポール・エルディシュ。
日本の数学研究者で、頭にバンダナ巻いて数学を語る姿で有名なグラフ理論研修者の秋本仁。
入門
初期研究者