スリップ
間線区では,秋に沿線樹木の枯葉が線路の周りに落ちることが多く見られます。列車通過時に落葉は車輪に踏み潰されてレール面に付着します。この付着物は結露や霜などの水分を吸収することにより,葉に含まれるタンニンがレールの成分である鉄と反応し,黒色皮膜が形成されます。また,時間の経過とともに黒色皮膜は厚くなり,湿潤条件下では柔らかいペースト状となって粘着力(☞参照)を低下させるため,車輪の空転や滑走を引き起します。
https://gyazo.com/f0ad2505885e2b63dadecf05ef6135b8
なぜ線路上の「落ち葉」が電車の車輪のスリップを引き起こすのか?